敷地


敷地の排水

敷地内に水たまりができて長時間乾かないなど、敷地に湿気が多いと健康上好ましくないばかりでなく、住宅の劣化を早めシロアリの食害の原因にもなりますので、スムーズに排水するようにしてください。
また、住宅の周りに設けられている排水用「ためます」は時々清掃してください。

基礎まわり

下水工事、水道工事、植栽など基礎の周辺を深く掘るときは、基礎を傷めないよう十分注意してください。また、住宅に接近して将来大木になるような植物を植えると、成長に伴って根が基礎を破壊したり、枝葉が屋根を傷めたりしますので避けてください。

外壁まわり

外壁まわりはできるだけ日光や風が当たるようにしておくことが大切です。壁に接して物を置いたり、温室や物置を設けると、風通しが悪くなるため住宅の劣化を早めることになります。

土止め、石垣

土止めや石垣の水抜口は、詰まらないように時々点検してください。もし、地中の排水ができないと土止めや石垣が崩れるなど、大きな事故の原因になることがあります。
土止めがたわんでいたり、土止めや石垣近くが沈下している場合には、早めに専門業者に相談してください。

シロアリ・ダニ・カビ


シロアリ

日本には約10種類のシロアリが分布しています。このうち、住まいに被害を及ぼすのはヤマトシロアリとイエシロアリの2種類です。
シロアリは湿気が多く暖かい場所を好み、浴室・台所・洗面所・トイレの床下などに発生します。
木口から侵入し、芯材部分だけ食べて外側は残しておくため、内側が食い尽くされて空洞になっても気がつかないということが起こります。
近所でシロアリが発生したり、庭で蟻道を見つけたり、灰色がかった羽蟻のような虫を見つけたら、シロアリの被害を受けているおそれがあります。
その場合は専門の業者に相談し、検査や駆除を行ってください。

ダニ

畳表1㎡からは、50~1000匹(100匹前後が多い)のダニが見つかるといわれています。
またぬいぐるみや布製ソファーは1㎡あたり1000匹前後、じゅうたんになると1㎡あたり1000~1万匹の範囲で生息します。
ダニが発生するとかゆみ、腫れ、ニキビ、喘息などの症状をひきおこすことがあります。
ダニの予防は、部屋の換気と餌になるフケやほこりを残さないよう掃除をこまめるすることです。

カビ

土止めや石垣の水抜口は、詰まらないように時々点検してください。
もし、地中の排水ができないと土止めや石垣が崩れるなど、大きな事故の原因になることがあります。
土止めがたわんでいたり、土止めや石垣近くが沈下している場合には、早めに専門業者に相談してください。

重量家具


ピアノの重さはアップライトで200kg~250kg、グランドピアノで300kg~600kgにもなります。
建築する際に予定していなかったようないくつかの重量家具を置く場合には、片側に集中しないよう配置するようにし、また心配なときは床の補強が必要かどうかご相談ください。

結露


戸外の温度が低くなると、窓ガラスやアルミサッシの内側、壁の内側部分の表面温度が低い部分に結露することが多くなります。
結露を放置しますと、雨漏りと同じように居室や押入れの内側にカビが生えたり、家具や衣類を破損するといった被害を受けることになります。結露は早く拭き取ってください。

換気をする

室内の湿気が多くなると結露の原因になりますので、換気口を開け、または、一時的に窓を開けて時々新鮮な空気と入れ替えてください。
洗濯物を室内に干しているとき、煙突のない石油ストーブなどを使用される場合は特に注意が必要です。(石油ストーブの場合、使用する灯油と同量のの水蒸気が発生します。)

暖房温度に注意する

結露はガラス面などの温度と室内の温度と湿度の関係で生じ、ガラス面が同じ温度の場合、室温や湿度が低いほど生じにくく、室温や湿度が高くなるほど生じやすくなります。
結露を防止するためには、湿度を低くするよう換気を心がけることとともに、室内温度を必要以上に高くしないことが大切です。